気をもたせる前フリをしましたので(^_^;)、徳島で泊まった旅館の話です。
でも、さすがに記憶がおぼろげ・・・。
一部、創作?妄想?があっても、お許しくださいm(__)m
高知を後にして、向かった先は徳島県の某町。次の日に入るバスツアーのためにここの町で泊まることにした。宿をとってくれたのは友達。場所が分からないので、電車で駅に着いた後、駅員さんに聞いてみた。そしたら、わからないと言う。他の駅員さんにもみんな聞いてみてくれたけど、分からないらしい。わかる人がいなかったので、駅の売店のおばちゃんにも聞いてみた。「たぶん、ここじゃない?」というアバウトな答えだったけど、とりあえず分かったことでホッとする。ここの町、そんなに大きくなく、歩いてどこへでも行けそうなぐらいの距離。どうしてこんなに知られてない??
とにかく、宿へ向かってみた。なんと、駅から歩いて5分ほどの距離・・・。
ちょっと古そうな感じもするが、普通の旅館で落ち着いたのも束の間、「予約しました○○です」と名乗ると、旅館のおばちゃんは「ああ、伊丹(兵庫県の街)の人ね」という返事。私も友達も伊丹には住んでない・・・。おばちゃんに予約表を調べてもらうことにした。チラッと見えた予約表には8月のページに4~5件ほどしか書き込まれてない。さらにビックリしたのが、友達の名前がないことだった(-_-;)
それでも、今晩、泊めてもらうことにした。2階のある1室。旅館とは名ばかりで、部屋にはガラスの引き戸があるだけで、鍵すらない。これでは民宿じゃん。
落ち着いて、部屋にマンガ雑誌が置いてあったので、読んでみる。日付が半年ほど前だった。トイレに行くのに(もちろん部屋にはない)、廊下を通ると、学校にあるような4~5個ぐらい並んだ水道があった。トイレにも水道いっぱい。昔はきっと、学生の団体とかを受け入れていたんだろうなぁ。
他に宿泊客がいないからなのか、薄暗い感じの廊下。意外にも部屋数が多そうで奥にあった廊下は長かった。ちょっと興味本位で廊下にあった扉を開けてみると、目の前に岩のようなものが現れた。なんと、部屋じゃなかった・・・。
旅館のおばちゃんが布団を用意してくれた。シーツには見てすぐ分かるぐらいのシミ。ここに寝るのか・・・とちょっとブルーになる。おばちゃんが「明日の朝食どうしますか?」と聞いてきてくれた。迷った末、ちょっとブルーになっていた私たち。朝食は断り、素泊まりにしてもらい、朝食はどこかで食べることにした。
そして、就寝。おばちゃんが部屋に入って来て、目が覚めた。朝になっていた。「え??」と寝起きのボーっとした頭で訳がわからない。おばちゃんはきれいに巻いた巻き寿司とスイカを持ってきてくれた。あれ?朝食断ったはず・・・。でも、聞くに聞けず、朝食を用意してくれたんだと思って食べた。おいしかった。
時おり、廊下の奥で鈴を鳴らしてるような、チリンチリンという音がする(>_<)
その音の正体がわからないまま、チェックアウト。
明細を見ると、素泊まり料金になっていて、しかも3~4000円ぐらいだった。巻き寿司はサービスで出してくれたんだとその時わかった。
薄気味悪いと思っていたけど(←暴言)、意外にいいおばちゃんだったんだな~。
それにしても、どうして予約入ってなかったんだろう?
私が今まで泊まった中でも、1、2を争う強烈な宿でした。
ダラダラと長い文章でごめんなさい。最後まで読んでくださって、お疲れ様です。